Ph.D.企業研究者の思考貯蔵庫

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博士(農学) → 企業研究者 Twitter → @rhizobium13

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

僕の就活①【迷える子羊誕生】

こんにちわ、Rhizobiumです。この記事では、僕の経験した就活を、連載編で面白く語っていこうかと思います。 これまで、博士の就活に関していくつか記事を書いてきたのに、実は自分の経験を一切語っていないということに気づきました。これではいけないと思…

鬱になりそうなときの対処法

たくさんの理系大学院生と同様に、私も学生時代から、かなりストレスの多い生活を送ってきました。さらに、会社に入ってからもかなりストレスフルな研究生活を送っています。 そのため、気分が落ち込んだり、「鬱になりそう」と感じることがあります。実際、…

企業は博士を必要としているのか?

博士を取得したのちに企業で研究している人ってかなり少ない印象がありますよね。バイオ系に関してはほぼ製薬企業しか博士を取らないイメージがあります。 そういうイメージを抱えながら、データを探索していると、面白いものを見つけました。 NISTEP:「民…

【バイオ系必見】これから目指すべき研究分野とは

日本はすでに科学技術の分野で世界から随分と差をつけられており、また従来は優位性を持っていた基礎科学能力でも、今は落ちる一方で、米国や中国から相当な差をつけられています。 日本の科学技術が生き残るためには、「選択と集中」をして、リソースを効率…

【1報1,000万円?】修士で論文を書くメリット

先の記事では、僕の修士時代の体験を書きました。僕は、修士で論文を一報書いたことによって、その後の博士課程まである程度順調に過ごすことができました。 rhizobium.hatenablog.com ということで、この記事では、論文を書いて良かったことをまとめようか…

修士で論文を書いた話

博士号をとるためには、国際誌への論文投稿が必須となります。なので「論文を書くのは博士号をとる人だけでよい」と思われがちです。でも、僕の意見では修士課程の方も論文を書くべきです。本記事では、僕の経験をもとに、論文を書くメリットを説明していき…

本ブログの方向性について

ブログを開始して10日が経ちました。いろんなジャンルの記事を書いてみましたが、ちょっとずつ書き方や伝え方に慣れてきたような気がいたします。 やはり思考をアウトプットして、読者に伝えるというのは楽しい作業なので、今後も記事を書き続けようと思いま…

【完結】先輩に誘われて久しぶりに会ったら、アムウェイだった話⑤

前の記事もどうぞ↓↓ rhizobium.hatenablog.com 最初から読むなら↓↓ 先輩に誘われて久しぶりに会ったら、アムウェイだった話① - 社畜Ph.D.のブログ 前の記事のあらすじ 胡散臭い先輩とギャル姉ちゃんに挟まれ、小一時間勧誘を受けたrhizobium。そして、どうし…

先輩に誘われて久しぶりに会ったら、アムウェイだった話④

前の記事もどうぞ↓↓ rhizobium.hatenablog.com 煌びやかなギャル姉ちゃん(先輩の彼女)が現れ、すぅーっと私の隣に座る。 やられた、囲まれた!! ここで、丸テーブルに ーーーー窓ーーーー 僕 先輩 〇 彼女 というフォーメーションが出来上がった。最初に窓…

先輩に誘われて久しぶりに会ったら、アムウェイだった話③

前の記事も置いときます。 rhizobium.hatenablog.com 開戦のゴングーーー 先輩「amwayってさ、権利収入やから、かなり自由時間も持てるし、めっちゃええで」 ぼく「権利収入??」←一応食いついてみる。 先輩「あんまり知らないよね。。権利収入っていうのは…

先輩に誘われて久しぶりに会ったら、アムウェイだった話②

前の記事↓↓ rhizobium.hatenablog.com 「!??????????」 え、まさか。。。 と鳩が豆鉄砲を食ったような感じである。 落ち着け、と自分に言い聞かせ、あたりを見渡し、他のカフェを探した。2~3分くらいは探しただろう。でも、それらしいものはない…

先輩に誘われて久しぶりに会ったら、アムウェイだった話①

これは、僕の大切な先輩が勧誘マンに変わってしまっていた話である。 愛されるアムウェイ 嫌われるアムウェイ 作者: アムウェイルール研究所 出版社/メーカー: サイゾー 発売日: 2015/07/06 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 僕がやっと新社会…

博士の就活が不安な人へ

博士の就活って大変ですよね。周りになかなかいいサンプルがいないし、研究室で就活している博士は一人だけ、なんてことがほとんどでしょう。就活という情報戦の中で、情報がないまま丸腰で戦うのは非常に危険。博士の就活失敗は大体情報不足です。 今回、ま…

分人という考え方で、気楽に生きていこう!

簡単書籍紹介コーナーでは、その名の通り簡単にオススメ書籍を紹介していきます。 第一弾は、平野啓一郎著 「私とは何か」です。 私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書) 作者: 平野啓一郎 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2012/09/14 メディ…

【切実編】就活が上手くいかない博士へ

今回の記事では、就活が上手くいかない博士課程学生に向けて、エールを送る意味で記事を書かせていただきます。こういった記事では、なぜ就活が上手くいかないかとか、コツとか、ESとかを書く記事が多いですが、「そんなん分かってるよ!でもできないんだよ…

AIに支配されないために、人文科学を鍛えよう!(2/2)

先の記事では、AIの仕組み、ブーム、限界、幻滅期について書きました。本記事では、AIに奪われない仕事について僕なりの意見を述べようと思います。 rhizobium.hatenablog.com こないだ、立教大学の講座に出席しました。初めて行きましたが、めっちゃカッコ…

AIに支配されないために、人文科学を鍛えよう!(1/2)

AI!AI!AI! この言葉を聞かない日はないくらい、最近は、毎日AIという言葉を聞きます。AIに仕事を奪われるとか、AIがあれば何でもできるとか、もううんざりです(>_<)。ということで、こんなタイトルの記事でまとめてみたいと思います。 目次 AIってなぁに…

博士に進む理由とは?

研究が好きな理系修士課程の方にとって、就職か、進学か、という選択は非常に難問です。この記事ではそのヒントになるようなことを書いていきます。 目次 博士に進学する理由 理由1:研究が好きだし、アカデミックポストに就きたい人 理由2:修士課程の研…

理系大学院生が博士課程に進むときに考えるコト② (博士に進むメリット・ラボ選び)

Ph.D.はよく足の裏の米粒に例えられます。「取っても食えないけど、取らなければ気持ちわるい。」それくらい、Ph.D.それ自体にはあまり価値を見出されない世の中になってしまっているんですよね。でも修士で終わると中途半端だから、博士まで進んでしまう、…

理系大学院生が博士課程に進むときに考えるコト① (資質・資金)

ポスドク1万人計画以降、博士人材は増え続けています。しかしながら、アカデミックポストは年々減りつづけ、企業でも博士の採用に積極的であるところは多くありません。研究者を志し、博士を取得したものの、その後安定した職を得られず、自ら命を絶ってしま…

初めまして

初めまして! ブログタイトルの通り、博士課程を出て企業研究者をしているrhizobium(りぞびうむ)です。 この度、新しいチャレンジとしてブログを始めてみることにしました。 この記事で書いていきたいことは主に4つ。 ・理系博士の体験 ・企業研究者の体験…