Ph.D.企業研究者の思考貯蔵庫

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先輩に誘われて久しぶりに会ったら、アムウェイだった話④

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rhizobium.hatenablog.com

 

 煌びやかなギャル姉ちゃん(先輩の彼女)が現れ、すぅーっと私の隣に座る。

 

やられた、囲まれた!!

 

 ここで、丸テーブルに

 

ーーーー窓ーーーー

    僕

 先輩 〇 彼女

 

 というフォーメーションが出来上がった。最初に窓際に通されたときからこの形を想定していたのか!?先輩も真正面から右隣へ自然に移動している。

  本社に潜入するときに、勧誘されるシミュレーションをしていたのが、囲まれる想定はしていなかった。完全に向こうの戦略が一枚上手である。完全にしてやられた。

 

怖いので、不機嫌なレスポンスも出来ず、真面目に受け答えをするしかない。。

彼女「こんにちは(^^♪ rhizobiumくん!」

ぼく「こんにちは。」

先輩「彼女は世界的に有名な写真家、××さんの娘さんで、俺と一緒にこの仕事してくれてるパートナーや。」

彼女「よろしくね('ω')」

先輩「めっちゃ美人やろ!!アムウェイに入ったら人脈が広がって、こんな美人とも知り合えるんやで」

ぼく「へ、へぇ~」

 

いや、三流雑誌の裏表紙の広告か!!

※実際にはいかつい兄さんとギャル姉ちゃんに囲まれて、怖くてずっと愛想笑いしてます。。。

 

先輩「こいつな、俺の後輩で、大学で博士号をとったんや。」

彼女「博士って?大学の先生ってこと?すごーい!!」

ぼく「いや、まだ博士になりたてで、それと会社勤めの青二才です」

彼女「〇〇(先輩)の後輩ってことは、関西から出てきたの?じゃあ、これから東京でいっぱい遊べるね(^_-)-☆」

ぼく「そうなんです。右も左もわからず、ちょっとずつ慣れていこうかと」

彼女「じゃあ東京に友達もまだまだ少ないんでしょ('ω')」

ぼく「ちょこちょこ出来てきましたが、まだ少ないですね。。。」

彼女「じゃあさ、今度山中湖でパーティするから、来なよ(^^)/」

先輩「そうや、めっちゃ人脈広がるし、楽しいで!!招待するわ!」

 

おっと、この流れ、ヤバくね??

 

 この界隈の人は、パーティと人脈で生きているらしいということは、方々から聞いていた。だが、出会って数分で誘われてしまうとは。。。恐るべし。

 しかももう、定型文が決まっていて、パーティに誘う流れは最初から決まっていたに違いない。確実に、百戦錬磨で数々の素人を勧誘していった流れである。

 しかも、山中湖のパーティーなら絶対泊まりの企画。これ、行ったら洗脳されんちゃう?

 

ぼく「え、いつくらいですか?(話を合わせてみる)」

彼女「直近では今月末だよー(^^♪」

ぼく「今月末は忙しいんですよ。また機会があればってことで。。

彼女「あ、今月厳しいんだ!じゃあ、来月の中旬は??(^^♪」

ぼく「来月は釣りのシーズンなので、ほとんど休日はいけないですね。また機会があればってことで!」 

彼女「来月も厳しいかー!年末はどう??(^^♪」

ぼく「年末はほとんど実家に帰ってますねーー。また機会があればってことで!!!

彼女「おっけー!じゃあこれからのパーティーの予定連絡するね(^^♪ 絶対来てね(^^♪」

 

まるで効いていない。

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 京都では、「また機会があれば」というのはやんわり断る手法である。これを言われたら引き下がるのが礼儀でもある。僕もこれまで何度となく使ってきたし使われてきた。文化が違う。もしくはメンタルの強さが違う。正攻法では勝てない。

 

 

 

そして、まだまだ相手のターン

彼女「ところで〇〇(先輩)から聞いたけど、君、うちの会社に興味あるんだって?」

ぼく「え??」

先輩「rhizobiumは博士やし、よう勉強してるから、アムウェイの良さは十分理解してくれたと思う。」

ぼく「いや、ちょっ」

お前みたいな奴がうちの会社で働けば、お前も自由になれるし、会社にとっても有益や。ほんまに心からオススメするわ。」

 

なんかちょっと強引感出てきた。話も噛み合ってないし。

 

 多分なんですが、これ、心理学的には洗脳方法の一種なんですよね。まるで僕が興味があるような前提で話を進めて、それでどんどん話を進めていく。しかも置いてけぼりにはしてくれず、上手くところどころでレスポンスを求められる。

 そのうちに、僕がもともと興味があったかのように思えてくる。こんな感じのが15分くらい続きました。

 

 

先輩「ほんとオススメやし、俺に連絡してくれれば、いつでも会員にしたるから。権利収入を得て一緒に幸せな人生を送ろうぜ!!」

ぼく「まぁ、考えときます!(京都人の断り)」

 

 

それから話題は変わり、、、

 

彼女「rhizobium君で大学の時どんな研究をしてたの?難しくてわからないかもしれないけど、教えてよ(^_-)-☆」

ぼく「大学では、植物と微生物の共生について研究してました!」

彼女「え、そうなの!?すごい、植物って微生物がいないと育たないんでしょ。前テレビで見たよ!植物と微生物がつながりを作ってやり取りしてるんだってね!(^^♪」

彼女「じゃあ、アムウェイも一緒だ!アムウェイも人と人とのつながりを作ってみんなで支えあいながら仕事をしてるんだよ(#^.^#) そういう研究してたんなら絶対相性いいよ!!」

 

 

は??

 めっちゃ不快なんですけど。

流石に一緒にされるのはイヤ。僕にも真面目に研究してきた自負がある。

 

 

 

ここから、僕の反撃が始まる!!?

 

次の記事で完結です↓↓

 

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