Ph.D.企業研究者の思考貯蔵庫

Ph.D.企業研究者の思考貯蔵庫

博士(農学) → 企業研究者 Twitter → @rhizobium13

鬱になりそうなときの対処法

 たくさんの理系大学院生と同様に、私も学生時代から、かなりストレスの多い生活を送ってきました。さらに、会社に入ってからもかなりストレスフルな研究生活を送っています。

 そのため、気分が落ち込んだり、「鬱になりそう」と感じることがあります。実際、健康を損なったこともあります。

 また、周りにも鬱になった方が多く、自分も気をつけねばと思う日々です。

ã鬱 ãããã¨ããã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

 

 この記事では、私が鬱になりそうなときに良く使う方法を紹介します。

 

目次

 

私が辛かった時

 私も読者のみなさんと同様、これまでかなりストレスフルな生活を送ってきました。例えば以下のようなときです。

① 研究成果が1年半全く出なかったとき

 初めて扱う微生物の遺伝子組み換え法を構築しようとしていたのですが、全く組み換え方法がわからない。そもそも組み換えられるかわからない、ということがありました。

 出口があるかないか分からない洞窟をさまよっている感覚で、全く成果が出ない。でもこの方法を作らないと次の実験ができない。という、かなりきつい経験でした。しかも一年半という期間です。

 大学院は、研究室に入ってから博士卒業まで6年間しかないのに、一年半もNo DATAで過ごすなんてことは、非常にストレスフルでした。

 この間、非常に暗い時期を過ごしました。でも、大学院で鬱気味になる人は、こういう経験があるのではないでしょうか。

 

メンヘラちゃんに心を乱されたとき

 昔の彼女が完全なメンヘラでした。LINEはすぐ返さないとキレるし、頻度高く合わないと脅されるし、泣きながら電話が掛かってくることも頻繁にありました。

 理系大学院生のような合理的な人間には、メンヘラちゃんは合わないんですよね。付き合っている時期はしんどかったけど、別れる時がストーカーみたいになって一番大変だった。。。

 

③ 指導してくださった先生が亡くなった時

 人生で最もつらかった出来事です。私の一回りくらいの先生だったのですが、30代後半で亡くなりました。この時のことはいずれ心が整理されたら書くかもしれません。

 

④ 会社で大量の仕事を任されてキャパオーバーになった時

 日常茶飯事、今現在も起きています。

 博士だからなのか、同じ年代の人の2倍以上仕事を振られます。さらに自分でやりたい闇実験もやっているので、常にキャパオーバー状態です。

 

などなど、ストレスがたまりっぱなしです。

では、私がストレスにどうやって対処しているのか、お伝えします。

 

軽度ストレスの対処法

 絶対に筋トレをオススメします。

ãç­ãã¬ãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

 筋トレがいいのは、もちろんホルモンバランスを整えたり、運動することによる血流アップなど、それ自体が身体によいこともあります。そういったことは下の記事のまとめられています。

筋トレを続けることのメリットとは | POWER PRODUCTION MAGAZINE(パワープロダクションマガジン)

 

 ですが、ここでは精神的な部分を見てみましょう。

 真面目に筋トレをしているときには、「筋トレに集中して、それ以外のことが考えられない」という状態になります。限界の重りをつけているときには、集中しなければ重りが上がりません。また、早いペースでのランニングもよいです。

 この状態では、頭の中が強制的にストレス源から切り離されるのです。ストレスから離れた時間があることは、精神的に良い気がしています。

 また、単純に体力がつくのもよいですね。精神がやむのは体力が減っているときです。なので、HPを増やせば、鬱から遠ざかることができます。

 

中度ストレスの対処法

 筋トレができないほどしんどくなったら、現実逃避がオススメです。

 「ちょっといいデザートを食べる」、「遊びに出かける」などであればよいです。できるだけ頭の中がストレス源から切り離されるものを選びましょう。

 人と話すのももちろん良いですが、愚痴を言っていると、ストレスから切り離されないので注意しましょう。

 自分の頭の中を一つのことで満たすのは危険です。頭の中のポートフォリオを意識して、ストレス源の割合を小さくしましょう。

 分人の考え方と一緒ですね。

 

rhizobium.hatenablog.com

 

  私は釣りをして、よく一日ぼーっとしていました。海を見たり、山に登ったりすると、ちっぽけなことはどうでもよくなります。これが正しい現実逃避です。

 

 ただし、それよりもつらくなったら、以下の自傷行為も解禁です

・散財

・やけ食い

・酒

 これらに逃げる人はマゾヒズムを持っている人です。でも、それで乗り切れるなら良いです。ただし、習慣化してしまうと鬱へと進む可能性が開けるので、気を付けましょう。

 

 

重度ストレスの対処法

  これが伝えたかったんです。そのために記事を書きました。

 実はごく最近、友人が鬱っぽくなり、その時に私にSOSサインを送ってくれたので、私はこの方法をオススメしました。それは、

 徹底的に自分と向き合ってみる

という根本的な方法です。

 自分の体はいつでも鏡でチェックすることができるので、「最近太ったな」とか「神が薄くなってきた( 一一)」とかがわかります。

 しかし、自分の心の中を知るための鏡はありません。しかも、重度ストレスに悩まされているときは、頭の中がぐちゃぐちゃです。

 

じゃあ、どうするか。私は

 無人Twitter書き込み法

を見出しました。これは独自の方法ですが、私には効果てきめんでした。

 

 

Methods

①まず、Twitterの新規アカウントを準備します。鍵垢がいいです。

 

f:id:rhizobium:20190619225356j:plain

 

②思っていることを全部、洗いざらい吐き出します。

③すぐに100ツイートくらいは行くでしょう。

もしかしたら、ここで、自分が何を欲しているのか、何をストレスに感じているのかが、露わになってきます。

 

④寝ます。寝れなくても、いったん数日放置します。

-------------------------

⑤調子のよい日に見返します。

⑥徹底的に自己分析をします。

⑦原因を特定します。

⑧解決策を考え生活を改善します。

 

こうすることで、自分を知り、悩みを明確化し、解決策を考えることができます。

 Twitterじゃなくてもいいです実際、友達とLINEしているうちに、ことの経緯を吐き出してもらって、「自分で気づいた」って言ってくれました。文書化することで自分を知ることができるのです。

 

それでもつらいときは

 絶対に心療内科に行ってください。

 心は自分で治せると思っている方が多いですが、

心の病気は身体の病気と一緒で、お医者さんに診てもらったほうが治りが早いです。

 だいぶきつくなったら、自分で治そうとせず、お医者さんと話しながら治すことを心掛けてください。

 意外と、鬱じゃないかもしれません。自律神経失調症なんてのもあります。なので、

自分よりも専門家を信用して、しっかり治しましょう。

 

 

 いかがでしょうか。私はまだ病院までは行ったことはないですが、Twitterはよく使っています。

 皆さんも辛くなったときは、参考にしてみてください。

 また、独自の方法を見つけたときは、シェアして頂けると幸いです。