先輩に誘われて久しぶりに会ったら、アムウェイだった話①
これは、僕の大切な先輩が勧誘マンに変わってしまっていた話である。
僕がやっと新社会人となり、関東圏に引っ越して間もなくのこと、毎年メールをくれる先輩から、
「お誕生日おめでとう、関東に来たんやって?今度飯でもどう?」
とお誘いがあった。
この先輩、僕の研究室の2つ上の学年で、先輩はイケメンで、話も上手く、人当たりもよかった。一緒にソフトボールをしたり、飲みに行ったり、研究について語り合ったり、非常に仲良くして頂いた先輩であった。
先輩が卒業して以降、なかなか予定が合わず、全く会えていなかったが、誘っていただいたので、
「ぜひ!!!」
と二つ返事でOKした。
(今先輩はどんな仕事をしているんだろう?)
(5年もあっていなかったから、変わってるかな?)
とワクワクしながらLINEをつなげ、予定合わせをした。
LINEをしながらわかった事としては、
・先輩が人を幸せにする仕事をしている
・いろんな人に会ってモノを売る(営業職かな?)
・人とのつながりが広がって、とても充実した人生を送っている
ということであった。
やっぱり先輩は人当たりもいいし、話も上手いし、そういう仕事が向いているんだろうな、とても充実しているそうでよかったと思い、
積もる話もあるから丸一日予定を開けて、夜ご飯まで行こう!!
という意気込みで、待ち合わせ場所に向かった。
予定合わせをしているとき
「10日の14時に、渋谷に俺の取引先のカフェがあるから、そこで会おう」
と言われ、渋谷NHKホールの前のカフェを指定された。そのとき、食べログやぐるなびのHPではなく、Googleのピン止めしてある画像が送られてきたことに、少し疑問を感じたのだが…
そして当日、渋谷駅で降り、そこから10分くらいかけてからその地図の場所に向かった。
どんな場所でお茶するのかな、とワクワクしていた。取引先って行きつけのおしゃれなカフェかな?
しかし、見えてきたのは想像していたカフェではなく、
と、でかでかと書かれたオフィスビルであった。
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