博士の就活が不安な人へ
博士の就活って大変ですよね。周りになかなかいいサンプルがいないし、研究室で就活している博士は一人だけ、なんてことがほとんどでしょう。就活という情報戦の中で、情報がないまま丸腰で戦うのは非常に危険。博士の就活失敗は大体情報不足です。
今回、まだ切羽は詰まってないけれど、就活が不安な博士に向けて記事を書きたいと思います。
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目次
博士の就活はいつ始まるの‽
もし21年度卒であれば、今年の19年12月には始まっています。博士課程の就活に関しては経団連の就活指針に該当しないため、6月一斉解禁なんてことはないです。博士をたくさんとる化学系メーカーとかは、博士の採用スタートを12月くらいに始めて、2~3月には内定を出していますね。一方で食品系とかは、修士と同時に採用を始めたりします。まちまちです。
僕の場合は、就活の開始時期がわからず、気づいたときには化学系メーカーの博士採用は終わっていました。なので修士とともに受けました。その時にはほぼ博士枠が埋まっているので、厳しい状況でした。
一方で、修士と同時に採用を始める会社には、一次面接の後に即内々定をもらったりしました。博士なので、いつ採用してもよいみたいです。
あと、結構聞くのが、中途採用の枠で採用に進む博士です。企業側からしたら、別に中途採用の枠でも全く問題ないです。その場合、入社時期が違ったり、新入社員研修なんかをすっ飛ばして、いきなり配属されることも多いとか。ほとんど通年採用みたいなものですね。
博士の採用は、時期も人数も企業によってまちまちです。来年・再来年あたりに就活を控えていて、行きたい会社があるなら、わからないことは会社の採用担当に問い合わせて聞きましょう。企業側はWelcomeですので、聞くことが大事です。
博士の就活はどう始める?
行きたい企業が決まったら、まず会社のHPから募集要項を確認しましょう。博士を採用すると書いてない場合も多いですが、わからなければ即問い合わせです。
修士と一緒に始まる企業に関しては、リクナビ・マイナビに登録してエントリーするのもいいです。アカリクは博士に特化しているので良いです。でも最近は、就活時期に各企業が採用HPを用意するのが当たり前なので、各就活サイトに登録することが必須でないです。私は登録せず、地道に各企業のHPを巡りました。
とりあえず、前年10月には準備を始めましょう。自己分析と企業調査に最も時間を使います。何がしたいかは明確な方が多いですが、企業調査が甘いことが多いです。調査のためにOB訪問もよいでしょう。
就活の進捗管理は、表などを作ってしっかりとしましょう。ESの締め切りとか、面接日程とか、いつ連絡がきたとか、通過したとか落ちたとか。あなたの役に立つだけでなく、後輩の役に立ちます。
コネは必要?
コネはあるに越したことはないです。コネは身を助けます。私も、共同研究した人や、同じプロジェクトに関わった人に、「君がうちの会社を目指すなら口利きするからいつでも言いなさい」と言われました。特に経営層クラスの方なら本当に人事権を持っているので、口利きがあれば内定と同義です。マネージャークラスの方なら、ES通過くらいはしてくれます。
結局コネは使いませんでしたが、保険があったおかげで安心して就活をすることができました。
これがあれば潰しがきく!
もし大した業績がなくても、これがあれば潰しが聞く、というものがあります。それは
「英語力」
です。やっぱそうなんです。TOEIC 990の知り合いは、博士の業績がほぼゼロでしたが、超一流の外資系製薬企業に行きました。マジでうらやましかったです。
私はTOEICを受けたことがなく、英語が苦手なので、この手は使えませんでしたが、もし博士課程の間に業績が見込めないなら、英語力の取得に努力値全振りはありですね。Berlitzなんかに通って課金すればよいでしょう。
ということでいかがだったでしょうか。博士の就活の始め方がわからないっていうひとは参考にしてください。なかなか情報がないので、大変だと思いますが、その中でも情報を集めて就活を成功させていただければと思います。ちょっとでも応援になれたら幸いです。